本日のお買い上げ

『Saint-Saëns: Piano Concertos Vol.I』 ★★★★
iTunesでダウンロード

 
『Saint-Saëns: Piano Concertos Vol.II』 ★★★★
iTunesでダウンロード

 
Anna Malikova, Thomas Sanderling & WDR Sinfonieorchester Köln
 
昨日のコンサートの後で,クラシック・ピアノ関連の音源を漁ってたところ,前から聴いてみたかった作品がiTunes Plusで出てるのを発見。元々SACDハイブリッド盤で出てるくらいなので,音質的にはもったいないんだけど,安いし,すぐ聴けるし♪と思ったら,なぜかiTunesが急にトラブって,購入手続きに手間取る…
 
サン=サーンスのピアノ協奏曲全集。Vol.Iに1,2,4番が,Vol.IIに3番と5番が収録されている。ソリストはロシアのアンナ・マリコヴァ。
華美なばかりで内容に乏しい,なんてコトを言われたりもする(?)サン=サーンスの作品だけど…この雄大オーケストレーションの上で,豪華絢爛に躍動するピアノ。コンチェルトの醍醐味をストレートに味わえて,自分はとても好きなのだ。
百歩譲って,内容に乏しかったとしても…それが何か!?
単純に,理屈抜きで美しい,カッコいい…そんな音楽があってもいいじゃないか。
ドイツもコイツも,二言目にゃ「深い精神性」だの何だの,説教クサイことばっかり抜かしやがって。ウザイったらありゃしないんだよ!
…とは,サン=サーンスも思ってないかもしれない(笑)
 
実は,サン=サーンスのピアノ協奏曲は,アントルモンのピアノによる全集のCD(親父所有)がウチにあったんだけど…わざわざ別に聴いてみたかったのは,使用ピアノがどうやらShigeru Kawaiらしい*1ということで(また〜)
本当にキメの細かい美しい音色で,しかしフォルテでは力強くダイナミック。ひょっとしたら世界一なんじゃないかと思うくらい。素晴らしいニッポンのピアノ。しかし今になってみると,どこか「キレイにまとまりすぎてる」印象も?…何というか,限界のそのまた向こうまで見せてくれるような,突き抜ける感じが…ね。
 
ピアノは,ただキレイな音が出ればいい,という楽器「ではない」んじゃないか…
最近,そう思うようになってきた。