Think different.


 
iPhoneフィーバー。Webでも,関連記事の見出しを見かけない日はない。そして,それに対する様々な反応。色々見ていて,ふと思い出したのが,かつてAppleがやっていた,このコマーシャルの一節。
 
You can praise them, disagree with them,
glorify them or vilify them.
About the only thing you can't do is ignore them.
 
称賛するのも,意義を唱えるのもいい。
美化するのも,中傷するのも自由だ。
だが,彼らを無視することだけは,誰にもできない。
 
このCFは,スティーブ・ジョブズAppleに復帰して間もない1997年のもの。6色のAppleロゴが何とも懐かしい。今となっては,あの伝説の「1984」と並ぶ,Appleの名作CFといってもいいかも?
「自分が世界を変えられると
 本気で信じる人たちこそが
 本当に世界を変えているのだから…」
当時はまだ,Macはおろかパソコンも持ってなかったけど…このフレーズだけは,何故かとても心に残った。
そして翌年…あの「iMac」の登場。
思えば,あれからちょうど10年。
「10th Anniversary iMac」なんてのは…さすがにもう出ませんかね(笑)
 
MacBook Airにしても,iPhoneにしても…技術的には全然大したことはない,という声がある。それは事実でもあるだろう。でもそれは,今の日本のメーカーの「負け惜しみ」のようにも聞こえる。なぜなら,中をバラせば,そこにはおそらく,相当数の日本製のパーツが含まれているはずなのだから…
技術力だけでは…もはやブランドはつくれない。
 
Think different.
それは,Appleに再び輝きを取り戻させた“魔法の言葉”でもあったのかもしれない…