有馬記念：プレビュー

どうも今年は，あんまり気分的に盛り上がらないんだけど…週末が近づくにづれ，徐々に気合も乗ってきたようです（笑）
ってことで，まずは恒例のYahoo特設サイト。
http://event.yahoo.co.jp/keiba/arima2007/
参考レースでは，春先からの主要な重賞の多くをカバーしているので，今年あんまり競馬見てなかった人や，今回だけ参戦という人も，ここは見ておくといいかも。「知ったか」もできるし（？）…平成以降の有馬記念も，映像で振り返ることができる。
ここ数年のなかで最も印象に残ってるのが，2003年のシンボリクリスエス。まさに「鬼神の如き」ラストラン。JCでタップダンスシチーにつけられた屈辱の９馬身差を，そっくりそのままお返ししてみせた。引退前の馬には珍しいほどのハードな調教，そしてあの情け容赦のない勝ち方。それはあたかも「まだこんなに走れる馬を，もう引退させちゃうんだぞ…」という，藤沢調教師の“無言の抗議”のようですらあった…
 
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そのシンボリクリスエスの４歳時と，全く同じ臨戦過程で挑む馬が１頭いる。今秋はぶっつけで天皇賞１着，JC３着…
ファン投票ではウオッカに１位を譲ったメイショウサムソンだが，おそらく単勝１番人気はこちらか。クリスエス級かどうかはともかく，これまでの実績からみても，さすがにここでガタっとくるような馬ではないはず。ここを勝たないと，G1で２度アドマイヤムーンに負けている手前，年度代表馬争いでも分が悪い。ユタカも，JCの借りは返したいところだろう。
 
この時期は中山の芝コースも荒れてくるし，有馬記念は例年，極端に上がりの速い競馬にはならない。小回りだけに多少仕掛けも早くなるし，最後はやっぱりスタミナや底力も問われる。さすがにこの舞台で，３歳牝馬のダイワスカーレットやウオッカが，持ち前の瞬発力を活かして…という展開にはならないんじゃないかと。それなら，牡馬でありながら，南半球産のため同じ53kgで出走できるロックドゥカンブの方を取りたい。菊花賞３着は「もったいなかった」力負けではない。
チョウカイキャロル以来の「ウマに惚れた」スイープトウショウがターフを去ってしまったばかりで，まだ他の女のコに浮気する気分には，ちょっとなれないのである…
 
パワーとスタミナなら，デルタブルースだって負けてはいないはずなんだが…最近は僚馬のポップロックの影に隠れがち。でも忘れちゃいないか。いつも上手に回ってくるけど，ポップロックはまだG1を１つも勝っていないということを。名は体を表す。毒にも薬にもならないポップロックより，泥臭いデルタブルースの方が好きなんだ（笑）
実はなにげに，有馬記念４年連続出走。今回もコッソリ応援。もう１度，魂の走りを見せてくれ！
 
◎ロックドゥカンブ
○メイショウサムソン
▲デルタブルース
 
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暮れの中山の風物詩，有馬キネーン！（さぶ…）
昨年はもう，ディープインパクト一色に染まったグランプリだったけれども…今年はそれに比べればメンバーも多士済々。予想する楽しみという点では，今回の方が面白いかもしれない。
それでは，みなさんよい週末を。Good luck, and wish you merry Xmas!