癒しの音色…?

11月15日のエントリー(id:powergodd:20071115)で,「ケロミン」という楽器(?)のことを書いたけど…今日はその楽器フェアに,ローランドが参考出品していたという,来春発売予定の新製品の話を。
 
http://roland.jp/sneak/C-30/サウンドつきなので注意)
 
どうやら,ローランドは以前にもC-20という電子チェンバロを作っていたことがあるらしく,何やらこだわりがあるのかも?…確かにデジタルとはいえ,どちらかといえば「趣味性の高い」楽器ではあると思う。今時,安物のデジピにだって,とりあえず“それっぽい”音色はついてるし,音域もピアノの方が広い。音楽的にも,使えるジャンルは,ある程度限られてくる。でも,しかし…
楽器って,音楽って…実用性とか,効率だけでは語れないと思うのだ。そんなコトを言ったら,アコースティックピアノだって,もはやウドの大木,旧世紀の遺物と化しつつあるのかもしれないのだから。手間もコストもかかり,商売としても「割に合わない」ピアノという楽器を,今なお作り続ける理由には…もしかすると「意地」というのも,半分くらいはあるんじゃないか。いや,買う方だってそうかも(笑)
「もうデジピでもいいや」って思いながらも,やっぱり…みたいなね。
 
バロック音楽には,癒しの効果があるとか!?…まぁいわゆる,ヒーリングミュージックなんて呼び方は大嫌いなんだけど,確かにチェンバロの音色にも,そういうところはあるかも。ストリングスともよく溶けあうし。
ちなみに,上のページで流れている曲のピアノバージョンが,ここで聴けますよ。
http://www.kawaius.com/(KAWAIの北米サイト)
実はこれ,CD持ってるんですけどね(*1)…よかったら,聴き比べてみては?

*1:id:powergodd:20060828