番外編?

まだ,ちょっと余韻に浸りつつ,ストリーミングをちょこちょこと見てます。
どうやら,今年いっぱいはこのまま見れるそうですよ。自分はもう全部1度は見てるんだけど…まだの人も,これからゆっくりチェックしてみるのもいいかもしれません。
 
ダイジェストの方では,予選の合間に行われた,審査委員のロバート・レヴィン氏によるレクチャー・コンサートの様子も紹介されている。カワイのEXと,19世紀のフォルテピアノを弾き比べてます。
http://www.digital-sensation.jp/piacon/digest/index.html
 
本番では,カワイ出番少なかったからなぁ(笑)…その中でチェレパノフは健闘したけれども。しかし彼も,浜松3回目で,ヤマハ有利(?)なのも分かってるだろうに,あえてカワイ選んじゃうところとか,もう3回目なのに(くどい)1次で持ち時間オーバーしてベル鳴らされちゃうわ,3次では1曲残してステージ終えちゃうわ…でも,こういう人好きです(笑)またいつか,縁があるといいなと。2次のリストのソナタは,今回最も心に残る演奏の1つでした。
 
その他,これまで紹介してない人のなかで,ちょっと思い出すものをいくつか。
 
1次予選3日目から。ワン・シーランの,まるでマンガの中からそのまま出てきたような姿には,かなりのインパクトが…彼女は2次予選まで行きましたね。アルチョム・グリシャエフは,なぜか1人だけ,コンサート用の椅子ではなく,よくある背もたれ付きのピアノ椅子を使っていた。いやまぁそれだけなんだけど,ちょっと面白いなぁと思って…
 
あとは…ジュン・アサイさん。1次(4日目)にはシューベルトの『魔王』(リスト編)を,2次(2日目)では『ラ・カンパネラ』を披露。こういう曲をコンクールで聴けたのもうれしかったし,多彩な選曲にセンスの良さを感じた。残念ながら3次には進めなかったけれども,すごく楽しませてもらいました。
 
同じく3次に進めなかった人のなかでは,サーニャ・ビジャクも印象に残っている。2次(2日目)は,ルックスもさることながら,息づかいも聴こえてきたりしてちょっとセクシー。いやマジメに,演奏も結構良かったと思うんだけどなぁ…
 
◆◆◆
 
今回もやはり,Webでは審査結果について,あれこれと言われているけれども…まぁもうこれは恒例行事みたいなもんでしょう(笑)どこのコンクールでも,毎回スッタモンダやってるわけで。
彼らは,まだスタートラインに立ったばかり。
楽家としての本当のゴールは,まだまだずっと,ずっと先にあるのだから…