番外編その2

くどいですね…
まぁでも,次は3年後だし,生きてるかどうかもわからないし(笑)
 
チェレパノフがセミファイナルの出だしでやらかした(笑)モーツァルトソナタK.309をCDで聴いてます(ピアノはエッシェンバッハ)…この曲,ちょっと気に入ったかも。弾けたらさぞや楽しそうだけど,まだちょっとムリですかね…
しかしこのレベルでも,あんなミスをすることがあるんだなぁ…まぁちょっと気の毒だったけど,この人の音色の作り方はすごく好き。ブラームスのバラードもいい感じだっし,それだけにもったいなかった。
最後1曲,弾かずにやめてしまったベルリオーズの『幻想交響曲』も,オーケストラ版で改めて聴いてみたい。いいきっかけを作ってくれたチェレパノフと,浜コンに感謝。
 
さて,この2週間,浜コンのことばかり書いてきたのだけど…そのせいか,ブログサーチなどからのアクセスが増えてて,キーワードを見ると,これまで1番多いのが「クレア・フアンチ」…んーやっぱりそうか。そうでしょう。とくに2次予選以降,人気も急上昇した感じだったけど…自分は1次の時から「この人はスゴイ!」と思ってたのだ。でもシロウトだし,あんまりヘンなこと書いても恥かきそうで,あまりコメントしなかったんだけど…これならもっと書いとくべきだったかも(笑)
 
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最後に…もう1つ,強く印象に残ったのが,中村紘子審査委員長の言葉。
「今回日本から参加した人達の多くは,これに全てを懸けている,というより,楽しい事の合間にのんびりとピアノを弾いているような感じで,説得力に欠けるところがあった」
自分なんて,ただのヘボアマに過ぎないけど…それでもある意味,頭をガーンと殴られたような感じがした。この言葉を,どれだけ自分自身に問えるか。本当の音楽家,芸術家を目指す人にとっては,なおさらそうだろう。
 
そうだった。自分も子供の頃は,もっと集中して楽器に,音楽に向かい合ってたような気がする。上手くいかない悔しさで,鍵盤を叩きつけたり,物を投げて部屋の物を壊した事もあった。もちろん,それはヨクナイことなのだけど…
何か忘れてしまってないか。気の抜けたサイダーのようになってないか?
それを,改めて思わされる言葉でもありました…