浜松国際ピアノコンクール:本選2日目

名前 年齢/国籍 使用ピアノ powergodd評
セルゲイ・クズネツォフ 28/ロシア Yamaha 5
北村朋幹 15/日本 Yamaha 4.5
ニコライ・サラトフスキー 19/ロシア Yamaha 4
 
ファイナルに向けての抱負として,クズネツォフは「ラフマニノフブラームスも大好きだが,自分には少し大きすぎる」と語っている。
さすがに最年長(といっても十分若いのだけど)だけあって,ある種の余裕みたいなものを感じる。1位を取るために,あえて難曲に挑んでみせることよりも,聴いている人達(審査委員だけでなく)に,良い音楽を届けようという気持ちの方が強いのだろう。もっとも,今日のプロコフィエフだって相当難しいハズだけど…
 
今回ラフマニノフを選んだ3人は,弾けてはいるものの(それだけでも十分スゴイのだけど)やっぱりクズネツォフの言う「大きすぎる」何かを背負ってしまっているようだった。クラシック音痴の自分には,ベートーヴェンの3番や,ラヴェルのコンチェルトがどのくらいの難易度なのかは分からない。でも,昨日のゴルラッチは本当に素晴らしいと思ったし,北村君の演奏も,15歳らしく(といったら怒られるだろうか?)伸び伸びとしていて好感が持てた。
 
◆◆◆
 
せっかく,1次予選から全ての演奏を聴いてきたので…ここで,予選からの個人的評価をまとめてみる。
 
名前 1次予選 2次予選 3次予選 本選 Total
ワン・チュン 2.5 3 5 4 14.5
アレクセイ・ゴルラッチ 2.5 2.5 5 5+ 15+
キム・テヒョン 3 3.5 4 4 14.5
セルゲイ・クズネツォフ 2.5 3.5 5 5 16
北村朋幹 3 3.5 4 4.5 15
ニコライ・サラトフスキー 2.5 4 4.5 4 15
 
ファイナリスト6人の,1次予選の印象がそれほどパッとしないのいうのが,もうシロウトまる出しなんだけど…やっぱり,ゴルラッチとクズネツォフかなぁと。本選の印象でも,この2人が特に良かったと思うし。
さて,結果はいかに…発表を楽しみに待ちたいと思います♪