予習と復習。

というわけで,早速,また親父のCDラックを漁る(笑)
…あるある。全部出てきました。ラフマニノフ2番はリヒテル,3番とラヴェルプロコフィエフ3番はアルゲリッチベートーヴェン3番はリヒテルポリーニバックハウス
うーん,ミーハーかもしれないけど,ラフマニノフは3番より2番の方が好きだなぁ。ラフマニノフはDm(ニ短調)が多いそうだけど,Cm(ハ短調)の方が調的にも好みだし。まぁでもCmといえば,やっぱりベートーヴェンなんですけどね。ゴルラッチ君の演奏にも期待。
 
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そのファイナルの“コンチェルトの夕べ”も楽しみだけど…ここで,これまでを少し振り返って,個人的に印象に残った人たちの演奏を改めて紹介。
 
1次予選からは…やはり初日のクレア・フアンチ。みんな2次の頃から騒ぎ始めたようだけど,わたくしはもうこの時すでに「一目惚れ」でした♪…なんて歌心のあるピアノなんだろう。
 
2次予選。まずは,やはり初日のフアンチさん。テクニックも確かなのは1次の演奏でも分かったけど,やはり2次のエチュードは,この曲の難しさを実際に知る人には強烈だったようで。
もう1人は,2日目のエフゲーニ・チェレパノフ。2次進出者で唯一カワイを選択。リストのソナタ,魂の熱演をぜひ聴いてほしい。3次では,聴衆に途中で席を立たれたりして,最後の1曲を残してステージを降りてしまったようだ。かなり気の毒。浜松,嫌いにならなければいいのだけど…
 
3次予選(セミファイナル)では…このコンクールの年齢上限の28歳,最年長のセルゲイ・クズネツォフ(2日目)のステージを。さすがに組み立ても上手く,演奏も味わい深いものだった。とりわけ,中盤に置かれたスクリャービン。あえて左手だけの曲を選んでくるなんて…渋い!(でも本人は納得いく出来ではなかったらしい…)
 
全体を通して,ユニークな選曲で楽しませてくれたのが,イタリアのアレッサンドロ・タヴェルナ(1次3日目/2次2日目/3次2日目)…なかなかのイケメンだし,きっと女性ファンも増えたに違いない(笑)
残念ながらファイナルには進めなかったけど…彼自身も,コンクールを楽しんだのではないだろうか。
 
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ここまで来たら,もう順位なんて大した問題じゃない…ってワケにもいかないんだろうけど,誰が1位になるかとかより,純粋にみんな,いい演奏をしてほしい。
…やっぱり,最後は「音楽そのもの」なんだ。
楽曲の持つ魅力にどこまで迫れるか。そこに注目したいと思います♪