Remember 9.11 - part 1

昨日の日記を書いていて,ちょっと思い立ったので,当時のWebに書いた文章やBBSでのやりとり…リアルタイムでの「言葉」を,ここに再現してみよう。
本当は,もう少し経ってから,あれから4年の節目でやってもよかったと思うけど…戦後60年でもあることだし,思い立った時にやっておこう。少し長くなると思うので,何日かに分けて紹介していく予定。ということで,まずはその1回目。
 
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55 ニューヨークが…燃えている!
powergodd
 
なんてことだ…
信じられないことが起こってしまった…
 
これは,アメリカのみならず,もはや
全世界に対する「宣戦布告」と解釈するべきだろう。
こんな事は,絶対に,絶対に許されないことだ。
 
うそだろ… あんなことが現実に起きるなんて…
 
2001-09-11 23:48
 
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57 緊急寄稿!textアップ!
powergodd
 
3時近くまでTVを見てました。
ベッドに入ってもなかなか寝つけず
いつものように寝がけに音楽を聴く気にもなれず…
テキストを1つ書きました。もう5時だ…
 
2001-09-12 05:57
 
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(当時サイトにアップしたテキスト:)
 
The unforgiven.
 
米国で起きた,史上最悪の同時多発テロ
ニューヨークが,燃えた。
信じ難い光景が,TVの画面に映し出されていた。
こういう事は,もう少し時間が経ってから,客観性を持って書くべきなのかもしれないが…あまりの衝撃に,何かせずにはいられない。
こんな自分には何もできない。無力な自分が虚しい。
でも…許せない。絶対に,こんな事は。
これほどの気持ちになったのは,今回が初めてだ。しかしそれも裏返せば,これほどの犠牲を伴わなければ,遠く離れた人々の死を悼み,このような殺戮を繰り返す人間への怒りと憎しみを感じることのできない自分の脳天気さの証明でもある。
 
ニューヨークという街は単に,超大国アメリカの象徴というだけではない。そこには様々な才能や技術を持ち,そして夢や希望を抱く人々が,世界中から集まっている。
今回の首謀者が誰なのか,それはまだ分からない。あのウサマ=ビン=ラディンという説も有力だが,いずれにせよ,このテロは,単なるアメリカ経済の象徴,軍事力の象徴への攻撃という意味だけには留まらない。
世界の平和を,夢と希望に生きる人々の存在を,そして,その人々の営みの象徴である都市を,無造作に踏みにじったのだ。
 
恐らく,アメリカは報復攻撃に出る。それも,かつてないほどの。
しかし,この惨劇の首謀者は,きっと何処かで生き延びる。
そして,また罪もない人々の夢が,希望が,命が奪われていく。
この星が,また傷んでゆく。大地が悲しみの涙を流す…
 
破壊が破壊を呼び,憎悪が憎悪を呼ぶ。
The destroyer of worlds.
それはやはり,人類そのものなのかもしれない。
この悪循環を,人類は止めることができないのか…
このままでは勝者も敗者もない。みんな滅びるだけだ。
どうすればいいのだろう。でも,自分に一体何ができるというのだ。
怒りと無力感が,心の中で行き場を探して彷徨っている…
 
2001-09-12
 
(つづく)