安田記念:回顧

最強スプリンターの参戦,熾烈を極めるマイルの激闘を制したのは,アサクサデンエンという,何とものどかな名前の馬でありました…とさ。
 
予想はみごとに2着3着(笑)馬券は複勝とワイドでいただき。でも,何よりスイープが勝てなかったのが一番悔しい。あれでも,スタートで少し遅れてるのだ…
勝って欲しかった。勝たせてやりたかった。個人的には,アサクサデンエンにというより,藤田にやられたという印象も。完璧に上手く乗られた。もう1回やれば,きっと今度はスイープが勝つはず。あー,もう本当にくやしいっ!!
 
それにしても,サイレントウィットネスのあの粘り腰!…初の遠征で馬体も20kgくらい減っていて,状態は決して良くなかったのかもしれないが…それでもこの競馬。香港の大スターは,真の国際的名馬であることを十分に証明した。陣営もこれなら敗れて悔いなしだろう。
勝ち馬にも触れておかねばなるまい。前走の京王杯レコード勝ちで初重賞制覇の勢いをそのまま,一気に国際G1ウィナーの仲間入り。遅咲きの素質馬が,6歳にしてその血を開花させた。父Singspielといえば,今日も一緒に出ていたローエングリンの方が早くから活躍していたが,結局G1ではアサクサデンエンに先を越されることに。そのローエンは今日は完全にペースメーカーにされてしまいブービー負け…まさに明暗くっきり分かれる形となった。
 
でも,今日は本当にいいレースだった。
実は中京のメイン愛知杯も,13番人気マイネソーサリス(1着)の激走を予想して複勝を少し…安田記念ともども,買い方はチキンだったけど(笑)まぁなかなか楽しめました。
 
海の向こう,英国でも無敗のダービー馬誕生のニュースが。4戦4勝,2着に5馬身差。彼の名は“Motivator”…父は1999年の凱旋門賞であのエルコンドルパサーを破ったMontjeu
今日素晴らしい走りを見せてくれたSilent Witness。そしてもちろん,われらが日本のディープインパクト。強いスターホースの出現は,世界中どこでも,ファンを熱くさせてくれる。