The Derby Day.

んー,ちょっと絞りすぎたか…
あえてインティライミを切ったのだけど…まぁこれは馬券のことだから諦めもつく。それより,ダンツキッチョウの惨敗がわからない。勝ちに行くどころか,全く見せ場すらなかった…
ディープの圧勝劇でお祭りムードだったけど,個人的には何かこう素直に喜べないというか,ちょっと残念な帰り道でした…
 
パドックでも返し馬でも,いつになくうるさい素振りを見せていたディープインパクト。さすがにちょっと不安になって,馬単流しの予定をBOXに変更したりしたのだけど…結局,余計に散財しただけに終わった。この馬は,もはや常識を超えた存在のようである。池江調教師曰く,イレ込んでるように見えても「馬が走りたがっている」だけなのだとか。確かに,スタート地点に向かってくる時も軽く走っていた。普通あんなところで走ったら,レースに影響するんじゃないかと思うのだが…本当に,凄い心臓の持ち主なのだろう。
 
皐月賞に続き,またもや出遅れ。3,4コーナーでは外からひと捲り,直線でもそのまま大外を突き抜けて5馬身差。まるでもう,あのナリタブライアンの再現である。いや,出遅れを考えれば,ブライアン以上か。
インティライミも相当強い競馬をしている。緩みのない厳しいペースを先行して,最内からまんまと出し抜けを喰らわせたはずだったが…相手がその遥か上を行っていた。佐藤哲三は秋(菊花賞)に期待を抱くコメントをしているようだけど…この5馬身差は,ちょっと逆転不可能なようにも思える。何といっても,そのディープ自身が,まだまだ完成途上の馬なのだから…
もう1頭,期待したマイネルレコルトは何と最後方からの競馬で,直線で他馬にぶつけられるアクシデントがありながらも5着。具合は良さそうだっただけに,ちょっと惜しい。まだ見限るのは早い。ダンツキッチョウも,秋にもう一度見直したい。これが実力だとは思いたくない…
 
かつての自分なら,「これほどの馬に,国内三冠なんて意味があるのか?」なんて息巻くところだが…もうそんなことは言わない。
三冠の価値が実質的に消滅している欧州とは違う。日本の最強馬が,三冠を目指すのは当然。宝塚記念のファン投票でも,この分だとゼンノロブロイを抜いて1位になりそうだけど…その楽しみは,有馬記念にとっておけばいい。ジャパンカップも,無理して使う必要はない。今のJCにそこまでの価値があるとも思えない。
いずれは海外を狙える。当然,それだけの馬だとも思うが…そのためにも,まだ日本でやるべきことが残っているだろう。スタートも,もう少し上手にならないとね。(笑)
ファンだって,せめて今年の間は,日本で走るディープの姿を見ていたいはずだ…