ハンデキャップ・レースホース?

1週間サボッてて,またお馬さんの話というのも恐縮だけど(笑)…他に大して面白いネタもなかったので。
 
今週はG1の谷間。ちょっとひと休みの感もある中,明日のメインではこの後の安田記念宝塚記念にも出てきそうなメンバーが登場。G1馬4頭が揃う東京のG2京王杯SCもさることながら…実は新潟のメイン,G3新潟大賞典に出走するメンバーのなかに,ぜひ注目してほしい馬が1頭いる。
 
2枠3番のウインジェネラーレ。昨年,G2日経賞であのゼンノロブロイを破り重賞初制覇。父が天皇賞タマモクロスということもあり,春の天皇賞ではこの馬を◎にしたものの結果は惨敗…そんなこんなで良く憶えているのだけど,最近見かけないなぁ,と思っていたら,これが約9か月ぶりの出走。
そして驚いたことに,その理由が…なんと「右目の失明」だったのである。
 
シロウトならずとも「大丈夫なの?」と,ちょっと心配になってくるところ。確かに,過去にも片目で走っていた競走馬は実際にいるのだけれども。
とりあえず,左回りの新潟コースでは,それほど問題はないのかもしれないし,内枠を引いたのも好都合だろう。
実はこの話を全く知らずに,予想ではのんきに○をつけていて,明日はもうTV観戦のつもりだったんだけど…もしかしたら,応援で単勝馬券買いに行っちゃうかも?
まぁその右目云々は別にして,今回は単純に休み明けで動けないかもしれないが…力は元々ある馬。今後も注目していきたい。G1の舞台で,再びロブロイと相見える日が来ることを期待しつつ。
 
“ハンデキャップ・レース”とは,各馬の実力差などを加味して負担重量を調節するレースのことを言うのだけれども…そこには当然「片目が見えない」などということは考慮されない。厳しいようだけど,逆に言えば,サラブレッドの世界には,性別による差別も,障害による差別もない。先週も,ラインクラフトがそれを証明してみせたではないか。
女のコだろうが地方出身だろうが関係ない。雑草もエリートもない。それを言うなら,サラブレッドとして生を受けたこと,それ自体がすでにエリートの証であり,彼らはみな,誇り高き存在なのだ。