皐月賞展望

ディープインパクトが2馬身差で勝つ。
以上,予想終わりっ。
 
まぁ,これじゃ身もフタもないんで…もうちょっと書こうかな。
今世紀最初の三冠馬誕生の予感。スター不在の競馬界が待ち望んだヒーローに,彼はなれるだろうか。まさに10年に1度の逸材。前走,弥生賞で3,4コーナーを“持ったまま”凄い手応えで上がってきた走りっぷりに,中山のスタンドは大きくどよめいた。きっと,あのシャドーロールの怪物の姿をだぶらせた人も少なくないことだろう。
とはいえ…もしも,万が一負けるとすれば,この皐月賞かもしれない。トリッキーな中山コースは紛れも多く,力通りに決まらないこともしばしば。ここを勝たなければ三冠はない。プレッシャーも少なからずあるはずだ。
ただ…鞍上が鞍上だけに,それは無用な心配かもしれないし,展開に注文のつく馬でもない。94年のナリタブライアンは最内枠を引いてしまい,どう捌くかが注目されたが,ディープインパクトは絶好ともいえる14番枠。これではもう,アラ探しをするのも虚しいというべきか。
 
ディープインパクト
マイネルレコルト
 
もう,今週は黙って“観る”べきレースかもしれない。あえて買うなら,昨年朝日杯で当てたマイネルレコルトを相手に。もちろん馬単1点。
キャリアはディープインパクトの倍の6戦,2歳王者の頑張りにも期待。
 
怖いのはもうアクシデントだけ。実際,兄のブラックタイドは昨年の皐月賞後に故障しているし,姉のレディブロンドも脚元の弱い馬だった。そこがちょっと気がかりではある。
とにかく,本当に無事に行って欲しい。そして,いいレースを。