『Map of the Past』It Bites

Map of the Past: Limited

Map of the Past: Limited

「オトナのプログレ

国内盤まで待ってられずに…(おまけに高いし^^;
世紀をまたいで復活を遂げた、新生It Bitesとしてはこれが2作目となる。
古い家族写真から着想を得た、バンド初のコンセプトアルバム…ということだけど、最も長い曲で6分台、トータルでも52分ほどにまとめられていて冗長さはない(まぁ、入るからといって何でも70分詰め込んでしまう近年の風潮は個人的にもどうかと思うし…)

最初の印象では、前作よりも若干「とっつきにくい」のも確かだけど…そのぶん、聴き込み甲斐というか「ジワジワくる」手応えはあるし、「ブログレ度」という意味では、前作よりも格段に増していて、所々では往年のGenesisなんかを彷彿とさせるところも。
とくに終盤、7~9曲目「Cartoon Graveyard」「Send No Flowers」「Meadow and the Stream」とつづく一連のシークエンスは圧巻のひとことで、本作のハイライトといってもいいかも?

Dream Theaterのような、圧倒的音数で攻めるのとは違う(それでも十分に技巧的ではある)あくまで楽曲と「精神性」に重きを置く、英国プログレの伝統が息づいた、長く楽しめそうな作品だと思う。

おまけのDisc 2も、あの「Once Around The World」そして前作収録の「This Is England」と、10分越えの大曲ふたつのライブテイクを含めて大満足の内容♪

ん。しばらくは…ヘヴィロテ確定かな?ww