ダイワスカーレット引退

元々,脚元には常に不安がつきまとう馬ではあったので…もうこのタイミング(屈腱炎を発症)で引退の判断は正しいでしょう。
今年は,ドバイ,英国,米国を渡り歩く壮大な遠征プランもあり,実現しなかったのは,本当に残念だけれど…それでも,12戦8勝(うちG1・4勝)2着4回。生涯1度も,連対を外さなかった。種牡馬と違って,繁殖牝馬は(最大でも)1年に1頭ずつしか子供を産めない。これほどの名牝の血を,しっかりと繋いでいくことも,これからの大切な仕事になる。
 
「世界制覇」の夢は…次の世代に。
競馬が「ブラッドスポーツ」と呼ばれる所以も…またそこにあるのだから。