2008凱旋門賞


英語版の実況だけど…最初のほうでサムソンのことを(エルコンドルパサーディープインパクトも引き合いに出しつつ)紹介してて,ちょっとうれしかったので。
 
勝ったザルカヴァ(Zarkava)は最内枠からのスタート。確かエルコンドルパサーも最内枠だったけど,あの時は「最内枠で勝った馬はいない」って言われてたような…以降どうなのかはよく知らないが,もしかすると,ジンクスも破っちゃった?
中団やや後方から,直線ではインで詰まりかけるも,馬群を割るようにして,シャドーロールの女傑が抜け出してくる。完勝。フランス牝馬三冠と凱旋門賞を無敗(7戦7勝)で制し,歴史的偉業を達成。ひょっとすると,これで(無敗のまま)引退なんてことも?…取るモノ(220万ユーロ!)も取ったワケだし。
 
メイショウサムソンは,そのザルカヴァのお尻を見ながら(笑)…直線では一瞬インから「おっ」と思わせるも,そこまで。10着。でも仕方がない。既に20戦以上を日本でこなし,5歳秋で初の海外遠征。それもぶっつけでは…陣営の「思い」は理解するけど,やっぱりね,これはもうムリだよ。
 
今年で言えば,やはりサムソンよりも,ディープスカイを見てみたかったなぁ。もちろん,通用したかどうかは分からないけど…日本の馬のレベルも上がってるし,もう古馬になって完成されるのを待つより,斤量面で互角に戦える3歳のうちに,可能性を求めてトライしてみるべきでは。それこそ,天皇賞とかナントカ記念は,古馬になってからでもいいだろう。
 
日本で取るもの取って,勲章いっぱいぶら下げて,日の丸背負って行くのは…もう古い。
あのディープインパクトですら出来なかったことを,他の馬ができるわけないじゃないか…