天皇賞:展望

6週連続G1の初っ端,GW真っ只中の天皇賞
といっても,あまり気分が乗ってこない。デルタブルースでもいれば,こりずに腐れ縁で応援するところなんだけど。加えて,昨日のトウショウナイトの悲報。このところ,有力馬の残念なニュースが相次いでいる。
景気付けに…というわけじゃないけど,2年前の“アレ”を思い出してみるかな。
 

 
何度見ても「ありえない」…まるで1頭だけバーチャル・ホース。むしろリンカーンが気の毒に思えてくる。3分13秒4のスーパーレコードは,今後もまず破られないだろう。
個人的には,これがディープインパクトのベストパフォーマンスだったと思っている。3200m戦の常識を遥かに越えた内容は,スピードと瞬発力に加え,並外れたスタミナも証明するものだった。
 
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と,昔話はここまでにして…
皐月賞馬はその後惨敗続き,ダービーは牝馬に獲られ,敗れた1番人気馬はその後も立ち直ることなく故障で引退…弱い弱いと言われ続けた現4歳牡馬勢。この天皇賞にも,菊花賞アサクサキングスの他には,条件戦を勝ち上がったばかりのホクトスルタンのみという寂しさ。先週,復帰初戦を圧勝したアルナスライン菊花賞2着)や,ロックドゥカンブ菊花賞3着,有馬記念4着。今季は未出走)は,秋を見据えたような遅めの始動。もはや,最強馬が集結して覇を競った,かつての天皇賞の面影は,すっかり薄くなってしまった。
 
それでも…やはり,アサクサキングスを信頼してみようと思う。とにかく,先週のアルナスラインの独走を見たら…あれを負かした馬だったんだなぁと思うと,いつまでも昨年のイメージを引きずるのもどうか。だいたい,ヴィクトリーとフサイチホウオーが悪いのだ(笑)…この馬やアルナスラインロックドゥカンブには,今後の主役としての期待をかけてもいいのでは?
 
アサクサキングス
アドマイヤジュピタ
 
いつもそう願いたいのだけど…今回は特に。
まずは全馬無事で,事故のないレースでありますよう…