本日のお買い上げ

『プロコフィエフ作品集』上原彩子 ★★★☆
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ってことで,残り1200円分。300円オーバーだけど,まぁそのくらいは。
Candlemassとどっちにしようか迷ったけど(笑)まぁ最近の流れで。聴いてみたいけど,CD買うまでは…と思ってたのがiTunesで出てると,ついポチっといきたくなる。
 
先月リリースされた,上原彩子のデビュー3枚目となる録音は全編プロコフィエフ。有名な7番の「戦争ソナタ」を間に挟んで,「ロメオとジュリエット」「つかの間の幻影」2つの小品集が収録されている。
もう,チャイコフスキーコンクール優勝という肩書きを持ち出すまでもなく…とは思いつつ,やはりそれは,これからもついて回ることになるのだろう。その後,結婚,出産を経て,目まぐるしい環境の変化もあったはずだけど,ピアノに向かう彼女は,そんなことを少しも感じさせないというか,いたってマイペースというか。あの,ちょっと「のだめ」系な弾き方も(?)そういう印象を与えてるのかもしれないが…音楽に関しては,本当に自分の世界をしっかり持っている感じがする。
 
ピアノはどうやら,今回もYAMAHAのCFIIISが使われてるようだけど,ヤマハも,いつまでも育てた恩に着せるのは…そのへんの事情は分からないが,これでは本人が「選んで」いるつもりでも,傍から見れば「選ばされて」いるようにも見えてしまう。もちろん,このアルバムの音も素晴らしい。クリアな響きは一層冴え渡り,確かに進化も感じられる…のだけれども。