本日のお買い上げ

Franz Schubert: Sonata For Piano D664 and D960』Anna Mallikova (pf) ★★★★
Franz Schubert: Sonata For Piano D664 and D960
 
Amazonにて。どうやらワタクシが買った後,品切れになったようです…
しっかし,あの輸入盤のシールは何とかならんのか…あんなコトやってるから,CD売れなくなって,みんなネット配信に流れちゃうんだ,きっと(違
 
くだらないグチはさておき…シューベルトソナタ2曲。以前も何度か書いたけど,D960は「これが弾けたら死んでもいい」と思うくらい(笑)大好きな曲。これを,Kawai EXの音で聴いてみたい…というのが,今回のお目当て。
ピアノはロシアのアンナ・マリコヴァ。EXの音色は,後発のShigeru Kawaiシリーズに比べると,やや地味な印象もあるが…もしかすると,個人的にはこっちの方が本当は好きなのかも。シューベルトならではの,あの「せつなく悲しい長調の調べ」にもすごくマッチしていて,演奏に深みと落ち着きを与えている。
ベーゼンドルファーがダメなら…(以下妄想モード)
 
この曲でよく言われる,第1楽章の長大な主題提示部のリピート。この人も,ブレンデル同様に弾いていない。今では「弾かない派」の方が多いのだろうか。自分は「どっちでもいい派」なんですけど…この曲の“肝”は,そこではないと思うから。35分が40分になろうが,その逆だろうが,もはや大した問題じゃない。
あの冒頭のメロディーが流れた瞬間から…時は止まり,風景はフェードアウトする。
ひとつひとつの音が,耳ではなく,心に直接語りかけてくる…
 
ん,やっぱり…根が暗いんですかね!?