Piano夜話:その7

先週末は地元の夏祭りだったのだけど…ひきこもってました。
ひたすらピアノサウンド聴きくらべ。ちょっとボリューム上げて臨場感を出そうと思ったら,しばらくすると耳が…久しくバンドもやってないし,大音量に慣れてないと,すぐコレだもの。あ,そろそろもう1回耳鼻科行かなきゃ…
 
でも,ピアノというのは音域も広く,かつ音量も大きいので,確かに耳をやられやすい楽器ではあるかもしれない。いつかは自分も,本物のピアノを…と思うのだけど,あんまりキンキンとした音のピアノは考えものだ。柔らかくて,落ち着きのある,長く弾いて(聴いて)いても疲れないような…
となると,やっぱりヤマハよりはカワイかなぁ(笑)…でもカワイも,程度の違いこそあれ,音自体は結構硬質な感じもする。スタインウェイですら,最近の演奏では,まるでヤマハかと思うようなカチンコチンな音に出くわすこともあったりして…昔のニューヨーク・スタインウェイの偉大さが改めて感じられる。
 
ベーゼンドルファー
 
いわゆる「勝ち組」にでもならないと,一生買えそうにないけれど…いや,勝ち組はこんなモノには興味ないのか。世の中うまく廻らない。
などと他愛もないコトを思いつつ,英語版のサイトを眺めてみる。来年で創業180年を迎える(*1)現役最古参のピアノメーカーの1つでありながら,何だかキテレツなデザインのピアノや,実はスピーカーなんかも作ってたりして,意外に茶目っ気もあるところが面白い。
で…ひとつ,目にとまったのが,これ。
 
http://www.boesendorfer.com/index.php?menu=275
 
こ…今度はデジピですか!?
何と本物のコンサートグランドと同じアクションを搭載,音源には有名なVienna Symphonic Libraryを採用し,あの“インペリアル”のサウンドを再現。これはちょっとスゴイかも。どうやら現時点ではプロトタイプのようだけど…製品化されるとなれば,一躍注目を浴びることになりそう。やっぱり,根が電子楽器育ちなもんで,本物のピアノに憧れつつも,こういうモノの方が,よりストレートに物欲をソソられるというか。これステージで使ってたら,ちょっとカッコいいと思う。アバタもエクボだね(笑)
デモも聴けます(歌モノだけど)http://www.boesendorfer.com/index.php?menu=1327
気になるお値段は…「20Kくらい?」なんて話も(あくまでウワサ,憶測の域)
いや当然,yenじゃなくて,euroなんですけど(ため息…byリスト)
 
ってことで,古き良き“ウインナートーン”にのせて…

*1:ちなみに,カワイは今年が80周年。まだまだ若いね…