ちょっとマニアな?

また,親父のCDコレクションから30枚ほど拝借(笑)
とりあえず,クラシック・ピアノブームはこれでひと区切りつけたいと思いますが…だってもうキリがないんだもの。とはいえ,やはり色々と勉強にはなるし…いやでも,クラシックを聴いて「勉強する」って感覚は,日本人だからなのか。ポーランド人の血の中にはショパンのメロディが流れ,オーストリア人の身体には,あのウィンナーワルツのノリが染み付いているのかもしれないわけで…ね。
 
などと,考え出すとまたキリがないけど…とりあえず,印象に残ったものはここでも紹介しようと思います。ってことで早速最初の1枚。ちなみに,コイツも積みCDでした(笑)
ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 第2番(ピアノ六重奏版による)(Chopin:Piano Concertos(Chamber Version))

ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 第2番(ピアノ六重奏版による)(Chopin:Piano Concertos(Chamber Version))


ショパンのピアノ協奏曲を,室内楽向けにアレンジしたもので,世界初録音を謳っている。編成はピアノと,The Yggdasil Quartetなる弦楽四重奏コントラバス。このユニットは,他にもモーツァルトのコンチェルトなど,室内楽版の編曲ものを積極的に取り上げているようだ。ブックレットによると,ピアノはYAMAHAのS6という少し前のモデルが使われていて,いわゆるフルコンではないけれども,大変美しい音色で,アンサンブルにもよくマッチしている。ブックレットには,他のパートの楽器や,使用マイク/録音機材なども書かれており,その点でもちょっとマニアック?(でも正直ありがたい)
やっぱり,まず1度は,オリジナルのオーケストラ版を聴いてから…だとは思うけど,これもなかなか興味深く,楽しめる作品になっている。
 
以前,ショパンのピアノ協奏曲の話題で,1番がちょっと苦手,と書いたのだけど*1…最近ちょっと良さが分かってきたかも。でも2番も好きですけどね。とくに終楽章のコーダとか。
歴史的には,やはり1番の方が完成度が高いという評価なのだろうけど,かといって,2番を嫌いという人がいるのは理解できない。そう言った方が通っぽいとでも思ってるのかしらん。だとしたら,彼らはショパンの音楽を“聴いて”いるのではなく,評論家の意見を“聞いて”鵜呑みにしているだけ。自分の耳と感性で,素直に音楽を聴けなくなってしまうのは,何と悲しいことだろう…