ディープインパクトの来年を考える…

有馬記念で初の敗戦を喫したディープインパクト,海外遠征は先送り,春はひとまず天皇賞を目標にするようだが…果たしてどうなのかなぁ。ドバイシーマクラシックあたり,勝てそうな気もするけどねぇ。
来年からは1着賞金が300万USドルにアップ。JCを抜いて芝では世界最高となる。仮に天皇賞宝塚記念を両方勝っても,合わせて2億6400万円。名も実も両方取れて,悪くない選択だと思うのだけれど…
確かにドバイを使えば,天皇賞宝塚記念は使えなくなるかもしれないが…国内の競馬が一番盛り上がる秋に,凱旋門賞とかブリーダーズCに行ってしまうより,その方がいいと思うのだけど。みんな,ディープが海外でG1を勝つのを見たいはず。でも,エルコンドルパサーのように「行ったっきり」になってしまうのも*1,ファン的にもJRA的にも(笑)困るだろう。
仮にドバイで敗れても,すでにもう無敗ではないのだから,失うものなんてない。春天とか宝塚で負ける方がよっぽどショックが大きいと思うのだが…
 
ハーツクライに負けたくらい何だ。「日本で最強を証明してから…」なんてもう古い。
ディープの1つ下の弟,オンファイア屈腱炎で来春のクラシック戦線から脱落。この血統は,上の兄姉も,みんな脚部不安に悩まされている。
あのナリタブライアンも,4歳の春に故障した。
ディープには,まずとにかく無事であって欲しいと願ってやまないけれども…JC回避,海外白紙撤回と「負けが許されない」方向に自らを追い込んでいくような流れに,一抹の不安も感じてしまう。

*1:個人的には,それでも素晴らしい功績だと思っているけれども。