Deep Impact.

いやぁ…もう素晴らしい。
本当にこの馬は,追えばどこまでも…地平線の果てまででも伸びていきそうだ。
ペースが速かったのもあるのだろうけど,勝ち時計1分58秒4のアナウンスに驚く。そんなに速い時計が出ているとは思えないほど,自分の目には,直線のシーンはまるでスローモーションのように映っていた…
美しく,しなやか,そして速い。これぞ走る芸術品。いくら褒め言葉を並べても足りない。
 
とにかく,あとは無事に菊花賞の舞台に上がってくれることを祈るのみ。
そして,歴史的名馬には,それに相応しい勝ち方を。
今なお,アメリカ史上最強馬の呼び声も高いセクレタリアトは1973年,ベルモントSで2着に31馬身差をつけて世界レコードで三冠を達成した。*1 *2
まぁ,さすがにそこまでは(笑)…でもここまで絶対能力が違うとなると,3000mの長丁場では,その差がもっとハッキリ出ることになるかもしれない。ナリタブライアンの7馬身差を超える圧勝劇も,十分期待できると思う。
自分が生きている間に,こんな凄い馬を見れるのは,ファンとして本当に幸せだ。

*1:2分24秒0。ダート12ハロン(約2400m)の世界レコードで,30年以上経った現在も破られていない。

*2:こちらで映像も見れます。http://belmontstakes.nyra.com/belstakes2005/video.asp