Derby week - Thursday.

枠順発表。ディープインパクトは3枠5番。外めでスムーズに運びたい(はず)のディープにとっては,ややスタート後の立ち回りが難しくなったかも…まぁでも関係ないか。(笑)
最終追い切りも問題なかったようだし…とにかく,無事に2400m走ってくれさえすれば,自ずと結果はついてくるだろう。
さぁ,見せてくれ。その呆れるほどの強さを…
 
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ダービージョッキー
競走馬にとって,ダービーとは一度きりのチャンス。しかし,馬に携わる人間にとっては“ダービーからダービーへ”という言葉があるように,ダービーが終われば,また次のダービーを目指して新しい1年が始まる。
それでも,ダービーを勝つことは難しい。オーナーやトレーナー,ブリーダー,そして騎手…全てのホースマンにとって。一度でいいから獲りたい,獲れるのなら,まぐれでも繰り上がり1着でも何でもいい…そんな心境だろう。そして,一度その美酒を味わえば,またもう一度…いや何度でも。
 
今年のダービーに出場予定の18人の騎手のうち,ダービーを勝った経験のある,いわゆるダービージョッキーは3人。ローゼンクロイツ安藤勝己(2004キングカメハメハ),ダンツキッチョウ藤田伸二(1996フサイチコンコルド),そしてただ1人,ダービー3勝を挙げている武豊(1998スペシャルウィーク,1999アドマイヤベガ,2002タニノギムレット)である。もしディープインパクトが順当に行けば,実に4度目のダービー制覇となるのだが…
でもやっぱり,騎手にとってのダービーというのは,そういった名馬に巡りあえるかどうか…という部分が大きい。もちろんそれは,本人の努力の積み重ねの結果でもあるのだけれども。
 
もう随分前の番組だけど,NHKで放送された「遥かなるダービー」という特集を,またビデオで見直してみた。非常に良く出来たドキュメンタリーで,かつて同期生としてしのぎを削ったライバル3人,岡部幸雄柴田政人福永洋一(祐一の父)それぞれの歩んだ道のりを,ダービーの歴史と重ね合わている。天才と謳われた福永洋一の栄光と,それを一瞬にして奪い去った悪夢の落馬事故。名手岡部がシンボリルドルフという最強のパートナーと勝ち取った最初で最後のダービー。そして柴田政人悲願のダービー制覇…あのウイニングチケットビワハヤヒデの叩き合いは,今見ても何かジーンとくる。これを見た後で,祐一の最近の活躍ぶりを思うと,何か感慨深いものが…(ちなみに今年はアドマイヤフジに騎乗予定。んーまぁ,次回にチャレンジかな…!?)
 
もう何度も書いてるけど…本当に,ダービーというこのわずか2分半のレースの中に,どれほどの人の想いが込められているか。そこには,その人の数だけのドラマがある。
ファンにとっても,ダービーは特別である。年配のファンのなかには,ダービーの日だけは背広で出かける,という人も少なくないと聞く。「誰に会うかわからないので」というのもあるようだけど…もしかしたら,それだけではないのかも。
自分も,いつかはそんな“粋な”ファンになりたいものですな。
…ダメダメ。まだギラギラしてるもん。(笑)
 
あと3日。明日からは,もう少し具体的に週末のレースにフォーカスしていこうと思います。ダービーもそうだけど,土曜日の中京G2金鯱賞も注目。8歳になるタップダンスシチー今季初戦。宝塚記念に向けてオヤジパワーを見せつけるか!?
それでは,また明日。Sweet dreams...(ちょっと寝不足…)