次世代メディアとか

昨日,AppleBlu-ray Disc陣営への参画を正式に発表した模様。
http://www.apple.com/jp/news/2005/mar/11bluraydisc.html
プレスリリースで触れられている,すでに参画している16社の顔ぶれを見ると,どうやらこれは先行きが見えてきそうな感じもするが…対するHD DVD陣営(東芝NECなど)の動きやいかに。
それにしても,片面1層で25GBですか…確かに,今AppleSonyがプッシュしてる“HD(ハイビジョン)ビデオを家庭で”というのを考えた時に,その高画質/大容量の作品の“入れ物”がないという現状があるわけで。普及を加速させるべく,模様眺めから攻めに転じたというところか。
 
とはいっても…個人的には今のところ,DVDが見れてCDが焼ければ十分なんですけどね。音楽制作はやりたいけど,映像はねぇ。DVD-Audioはいっこうに広まらないし,いざ自分で作るとなるとソフトにサラウンドシステムに…と予算もハンパでは済まず,素人が迂闊に手を出すようなもんじゃない。何だかんだ言って,庶民はまだCDとiPodの時代なのだ。
 
そういえば,少し前にCDショップに寄った時,SACD(Super Audio CD)の試聴コーナーがあった。良く見れば,ヘッドフォンはあのSony MDR-CD900ST。いずれ自分でも購入(SACDじゃなくて,ヘッドフォンの方)しようと思ってるのもあって,試しにベートーヴェンの第5番をかけてみた。粒立ちの良い上品な音,音量変化のきめ細かさ,フルオーケストラの中の,1本の弦の音まで聴こえてきそうな解像度の高さ。なるほど…ヘッドフォンでこれだけだから,サラウンドで聴いたらさぞや凄いことだろう。
今日は久々に,近々モニターとして再活用予定のBOSS MA-12(元々は昔買ったシンセのおまけで貰ったもの)に火を入れてみた。例のCD3枚を鳴らして聴き比べ。無音やピアニシモの音量だとノイズが気になるのは昔からだけど,1wayの割に音そのものは今でも悪くないと思えるし,パワーはもう自宅用としては有り余るほど。SoundSticksと比べても,音の拡がりなどはこちらの方が自然に聴こえる。
 
結局今のところ,ステレオ2chだってこんなレベルである。いずれは,もう少し上を目指したいところなのだが…
HDビデオの普及促進もいいけど,個人的には,HD“オーディオ”の方も,もうちょっとリーズナブルになりませんかね…とお願いしたいトコロではある。
もちろん,聴くだけじゃなく“作る”方も含めて,なのだけど…