CD review 1

かなり久々に,CDを3枚ほどお買い上げ。
といっても,某店のポイントが結構たまってたので,1500円くらいで済んだのだけど。ま,たまにはね。
しかし,また例によって3枚ともジャンルもバラバラ…ということで,全部まとめて紹介するのもアレなので,1枚ずつ3日に分けていこうかなと。実は今も,これ書きながら足元のSoundSticksからは重低音ガンガン鳴り響いておりますが…
ということで,まず今日はその1枚。
 
『Angel of Retribution』Judas Priest
Angel of Retribution (W/Dvd) (Spkg)
(買ったのは国内盤CDのみのやつだけど,ジャケット画像が紹介できなかったのでリンクは外盤のにしてます。あしからず)
 
オリコン初登場8位!…やっぱり,みんな待っていたのだ。
Rob Halford復帰後初のアルバムとなる今作は,意外にも(?)フェード・インで静かに幕を開け,最後はバンド初の10分を超える大作でこれまた静かに(フェード・アウト)幕を降ろす。全10曲,しかし内容はズシリと重い。まさにGrandfather of Heavy Metal。30年にも及ぶJ.Priestというバンドの歴史全てが,この50分余りに集約されているかのようだ。懐かしくもあり,しかしそのサウンドは,彼らが“現在”に生きるバンドであることを強烈に主張する。『Painkiller』のようでもあり,はたまた『Defenders of the Faith』や『Sad Wings of Destiny』のようでもあり…しかし,そのどれとも違っている。
 
個人的には,Ripperがいた時のバンドがそれほど悪いとも思わないし,Ripperのヴォーカリストとしての力量にも何の疑いも持っていないが…これを聴かせられると,やはり納得せざるを得ない。
ラストを飾る2曲の放つ,圧倒的な世界観。その官能的なまでの美しさ,せつなさ…もはや筆舌に尽くし難い。何処までも,吸い込まれていきそうだ。
この種の音楽を,生理的に受け付けない人がいるのも知っているけれども…もし,ただの“聴かず嫌い”なのだとしたら,ぜひこのアルバムを手に取ってほしい。(バラードもあるよ♪)
きっと,わかってくれるはずである。