ひさびさにw

オルフェーヴルも…こっちに行くべきだったのかもしれないなw

香港名「統治地位」ってw
また,エアグルーヴの仔が,新たな勲章をひとつ手に入れた。初G1制覇おめでとう!


世はGW。かつての「天皇誕生日」に行われた春の天皇賞
最近ではすっかり「荒れるG1」の代表格みたいになってしまってるけど,さすがに今年は堅いだろうと思っていたら!?

結果だけ見ると,何じゃそりゃあ?ってな感じではあるのだけれど…「今日の」ビートブラックのパフォーマンス自体は,単勝159倍,14番人気の馬だったとは思えない破格のものだったことが,数字で振り返るとよくわかる。
1,000m通過が1分00秒0。2,000m通過が2分01秒9。緩みのない,3,200m戦にしては厳しい流れ。これを差のない2番手で追走し,そこから早々とスパートして先頭に。
3,000m通過の,3分01秒3というタイムは,かつてナリタトップロードが記録した3,000mの日本レコード(3分02秒5)を,なんと1秒以上も上回っている。
ラスト1ハロンも12秒5でまとめ,あのディープインパクトが6年前のこのレースでつくったスーパーレコードにわずか0.4秒差。2マイルのレースをこんなラップで押し切られたら,そりゃあもう後ろからは手も足も出ませんわな。
よほど,この距離が向いていたのか。もちろん調子も良かったに違いない。しかし,ここまでの走りを,いったい誰が予測できたというのだろう…ww
そして、同馬の父ミスキャストは、かつて自分も大好きだったあのノースフライトの仔。
応援馬券でも買ってみればよかったかも…しれないなぁなんて、今更言っても後の祭りだけどw

思い出せば,その6年前の天皇賞でも…ディープインパクトは,今日のビートブラックと同じような位置からスパートして,坂の下りでは早々と先頭に立ってそのまま押し切る…という圧巻の内容だった。

ただし,大きな違いは,道中のペースと上がりのラップタイム。
今日のビートブラックの上がり3ハロン36秒5に対して,ディープは33秒5。
ということは,この2つのレースを,レイヤーを重ねるようにしてオーバーラップさせると…ビートブラックが残り600mを通過した時点で,ディープはまだその約3秒,距離にしておよそ50mくらい(!)後方にいて,そこからビートブラックを捕まえてゴール前では2馬身ほど前にいるという計算になるのだww
まぁ,オルフェーヴルは,ディープインパクトではなかった(にはなれなかった)…と。つまり,そういうことなのである。
改めて,やっぱりアイツはとんでもないヤツだったんだなぁ…と。

でも,こういう空想というかシミュレーションは,ファンとしてはなかなか楽しいものでw
ひさびさに,ちょっと語ってみたくなるような,興味深いレースだった…と,個人的には思うのだけれども。大勝負してた人には,おあいにくでしたとしか言いようがないですがww
オルフェーヴルも,これで2戦続けてケチがついてしまい,人馬ともに何かと色々言われることにはなるだろうけど…秋のロンシャンが霞んでしまわないように,何とか立て直してほしいところですね。