Drums夜話:その22

おとといはA.O.E.のスタリハ。1月のライブ以降,これが2回目ということで…やはり少々(生のセットに向かう)感覚が鈍ってた。20BD/10TT/12TT/16FTの小ぶりな4点セットなのに,移動がキツく感じてしまう…ライド刻む右腕が上がらない(いや決して●十肩とかではないぞww) これまで,通常のフロント2タムのセットでは,ライドシンバルを右のタムにかかるような位置に(高めに)セットしていたんだけど…そろそろ,よくあるフロアタムの横あたりに低くセットするスタイルに変えた方がいいのかもなぁ,とちょっと思ったり。ワンタムなら,ライドを手元に寄せて低くセットできるので問題ないんだけど…メイデンを3点セットで叩くというのも,それはそれで結構なチャレンジではあるw(いや上手けりゃできるんですけどね。上手けりゃ…)
もっとプレイの「重心」を下げる意味でも,またリラックスしてドラムに向かえるように…シンバルだけでなく,タムも含めて全体的なセッティングを「低く」抑えたい。でもその際問題になるのが,バスドラのサイズと,フロントタムの深さ。24インチのバスドラに,深胴のタムなんかだと,もう覚悟を決める必要があるw…前から言ってるけど,だからホントは20インチがいちばん好きなのだ(HR/HM的にどうかは置いといて)深胴タムのファットなサウンド(最近のメイデンのアルバムでも聴けるような)は好きだけど,実際プレイする側としては,いろんな意味で難しい…
まぁ,あんまりトシの話はしたくないけどw…このくらいの年齢を境に,セッティングも含めたプレイスタイルを変化させてきているドラマーも,実際に少なくない。まぁメイデンのニコ・マクブレインは相変わらず,還暦近くになってもあの巨大な多点セットを叩き続けてるけど…
 
確かに,シンプル&コンパクトなセッティングの方が「瞬間的な反応がしやすい」というのはある…と思う。ジャズドラマーに3点セットが好まれるのも,展開力より「瞬発力」を重視しているから…だろう。多点セットを操るドラマーの多く…ニール・パートや,マイク・ポートノイ,テリー・ボジオといった人達は,あまり「即興的な」プレイはしない。きちんと考え抜かれた「作り込まれた」トラミングを展開している。われらがニコも,まぁ前者たちのような「クリエイティブな」ドラミングとは言い難い部分もあるけどw…スタンドプレイに走るようなことはせず,いつでもきっちり「自分の仕事」に徹している。
自分は,まぁ基本的には大雑把のO型だしw…それにやっぱり,いつも同じ,決まりきったプレイばかりでなく,どこかに「変化」や「即興性」の余地を残していたいとも思う。ルーティンワークの繰り返しになって,周りの音を聴かなくなってしまうのは良くない。たとえ爆音の中であっても,きちんと他のメンバーと「音のキャッチボール」ができなければいけない。これは,コピー/カヴァーバンドが,往々にして陥ってしまう「ワナ」でもあると思う。
 
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といふわけで…このコーナー恒例の「Kitbuilderであそぼう!」の時間がやってまゐりましたww
http://www.dwdrums.com/kitbuilder
あれから色々試してみたものの,やはり今回の新バージョンは「多点セットのシミュレーションには向かない」という結論にw…動作が重すぎるし,あまり詰め込みすぎると,せっかくの完成図のURLにアクセスしてもエラーが出てしまう。やれやれ,どれだけわたくしの貴重な時間(睡眠含むw)を奪ってくれたことかww
というわけで…上で書いたようなことも踏まえつつ,現時点での「最新夢キット」を組んでみるw
 

http://tinyurl.com/4c9m63c
 
完成図は,上のような透過PNG画像としてダウンロード可能なだけでなく,シェルの構成やハードウェア類なども含めた完成リストを,Web上で共有できるようになってるのが今風(上にも,そのURLリンクを貼ってます♪)
ひとつ注意したいのは,エディット時に,各パーツの「高さ」の位置関係を明示的にしておかないと,完成図が「おやおや…」なコトになってしまう点(ハイハットの下にタムが潜り込んだりとかw)…もう,これにも散々泣かされた。新バージョン,イマイチ使い勝手が良いのか悪いのか。まぁヴィジュアルは相当グレードアップしたのは確かだけど…
まぁしかし。これが「楽しい!」って思えるのは…やっぱりドラマーだけ,なのかしらね?ww
いわゆる…「妄想族」ってヤツですな(爆