読了『パリ左岸のピアノ工房』

パリ左岸のピアノ工房 (新潮クレスト・ブックス)

パリ左岸のピアノ工房 (新潮クレスト・ブックス)

ってか,買ったの去年の秋なんですけどww…単行本で300ページ程度なのに。ふだん滅多に本読まない人種なもので(^^;
カバンに入れてて,思い出した頃にちょこちょこと読み進めて…ようやく先日。
 
この本の紹介や感想で多いのが,著者がイタリア新鋭の高級ピアノメーカー,Fazioli(ファツィオリ)の工場見学に訪れたときのことに関してなのだけど…個人的にはそれよりも,ニューヨークのスタインウェイの工場でのエピソードの方が感銘を受けたかも。修理再生のために引き取った古いスタインウェイのパーツのなかに,そこで働いてる職人が,亡き父親が忍ばせたであろうサインを見つけて号泣した…という。世代を経て受け継がれる「魂」…とでもいうか。
 
高度な技術と音響学理論の結集された,現代のピアノという楽器は…それでもやはり,それを作る,そして演奏する「人」の手によってはじめて,その生命を吹き込まれるのだなぁ…としみじみ。
ピアノと,ピアノ音楽を愛するすべての人々へ♪
 
◆◆◆
 
きょうの1曲♪〜#556
ショパン夜想曲 変ニ長調 op.27-2/Maksim Mrvica

 
というわけで…昨日に続いて,マキシムのピアノで。
曲は2回目になるけど…まぁいいかw
ちょうど,そのFazioliを弾いてる映像だったので。もっとも,この動画の音質じゃ,違いを語るのもムリがあるけれどw