読了『パリ左岸のピアノ工房』
ってか,買ったの去年の秋なんですけどww…単行本で300ページ程度なのに。ふだん滅多に本読まない人種なもので(^^;
- 作者: T.E.カーハート,Thad E. Carhart,村松潔
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2001/11/01
- メディア: 単行本
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カバンに入れてて,思い出した頃にちょこちょこと読み進めて…ようやく先日。
この本の紹介や感想で多いのが,著者がイタリア新鋭の高級ピアノメーカー,Fazioli(ファツィオリ)の工場見学に訪れたときのことに関してなのだけど…個人的にはそれよりも,ニューヨークのスタインウェイの工場でのエピソードの方が感銘を受けたかも。修理再生のために引き取った古いスタインウェイのパーツのなかに,そこで働いてる職人が,亡き父親が忍ばせたであろうサインを見つけて号泣した…という。世代を経て受け継がれる「魂」…とでもいうか。
高度な技術と音響学理論の結集された,現代のピアノという楽器は…それでもやはり,それを作る,そして演奏する「人」の手によってはじめて,その生命を吹き込まれるのだなぁ…としみじみ。
ピアノと,ピアノ音楽を愛するすべての人々へ♪
◆◆◆
きょうの1曲♪〜#556
♪ショパン:夜想曲 変ニ長調 op.27-2/Maksim Mrvica
というわけで…昨日に続いて,マキシムのピアノで。
曲は2回目になるけど…まぁいいかw
ちょうど,そのFazioliを弾いてる映像だったので。もっとも,この動画の音質じゃ,違いを語るのもムリがあるけれどw