Turbo Lover

ここ3日,お休みしてたJudas Priest特集ですが…まだ紹介したい曲が残っているので,7月4日まで続ける予定です♪(笑)
 
きょうの1曲♪〜#176
♪Turbo Lover/Judas Priest

http://www.youtube.com/watch?v=HQm0HREkJKA
 
少し順番が前後するけど…'86年発表のアルバム『Turbo』から。ギターシンセを取り入れた,ややポップ志向のサウンドが,当時は「プリーストらしくない」などと言われ,賛否両論あったようだけど…個人的には,もう何度も書いているように,彼等の存在そのものがメタルなのだと思っているから,らしいとからしくないとか,もうそんなことは不毛な議論なのである。
ちょうど同年,Iron Maidenも『Somewhere in Time』で,やはりギターシンセを使っていて…何やら,そんな時代の空気みたいなものもあったのかも?
 
ところでこの曲。確かに,一聴すると結構ポップではあるけれども…実際バンドでやると,かなり「ガチ」な1曲になりそうな気がする。とにかく,リズムセクションのストイックさが半端じゃない。ドラムはひたすら8ビート。それもバスドラ1拍3拍の。オカズもほとんどなく,延々と刻み続ける。そしてベースは,曲が始まってから約1分半もの間,ずーっとEの8分弾きのみ!
その昔。ウチのベースのじるに,1回これやろうよ,と言ったら「絶対イヤ!!」と拒絶された…スティーヴ・ハリスを信奉する彼にとって「動かないベース」というのは,耐え難き苦痛だったのか?
 
「ベースというのは,何か物足りないくらいでちょうど良い」(イアン・ヒルJudas Priest
 
いや,この人はね。動いてるんですよ。後ろで,フロントの3人に負けないくらい,激しいアクションで。ベースもぶんぶん振り回すし,ヘドバンもガンガンやる。でも,絶対に前には出ない(笑)…そしてプレイに関しては,そういう信条,哲学を持っているんですね。
 
その昔。じると音楽談義をしていて「これは金言だ!」と言ったら,彼は「俺には理解できん!」と…しかし,彼も最近,この言葉の意味がわかるようになった,と言います。
いまなら…やれるよね!?「Turbo Lover」も。
♪I'm your turbo lover〜
いや,今度は…「絶対歌いたくない!!」ってか?(笑)