8頭目の挑戦者。

久しぶりに,持っているエルコンドルパサーのDVDを見た。*1
この時期になると,何か見たくなるんだよね…
一昨年は,あのディープインパクトの参戦でTV中継も行われ,ロンシャン競馬場内では普通に日本語が通じたというハナシも…しかし,今回のメイショウサムソンは,やはりというか何というか,地味なんだよねぇ(笑)
86回の歴史上,未だ欧州調教馬以外の優勝なしという厳しい現実。しかも,賞金は日本のG1の方が遥かに上。競馬をビジネスとして捉えるなら,こんな名誉だけの,実利に乏しく,その上勝算もほとんどない挑戦など,アホらしくてやってられないところだろう。
 
ところが…今年から,凱旋門賞には新たなスポンサーがつき,賞金総額が一気に倍増され400万ユーロ(約6億4000万円)に。優勝賞金は228万5600ユーロ(約3億7200万円)…ジャパンカップを並ぶ間もなく抜き去り,賞金面でも世界有数の(芝レースでは世界一の)ビッグレースへとスケールアップしたのだ。
どうやら実現しなかったけど…昨年の米国年度代表馬で,今年のドバイワールドCを制したCurlinが,一時は凱旋門賞参戦を表明して話題になったのも,それと無関係ではないだろう。芝の一流馬がダートのビッグレースに挑戦するのは,最近では珍しくなくなったけど…今後は逆のパターンも出てくるかもしれない。
 
今年は,地元フランス3歳勢に,6戦無敗の強力な馬が(それも2頭)いるし,サムソン自身,近況からややピークを過ぎたのでは,という気もするだけに…本当は,ディープスカイにこそ行ってほしかったのだが(日本の3歳馬の参戦はまだない)
でも,こうして挑戦を続けていくこと,それ自体が意味のあることなのだと思う。フランスとのパイプもできるし,ノウハウも蓄積されていく。
その積み重ねが,いつの日か,ロンシャンの秋空に,君が代の調べを響かせることを願って…
 

馬券買えないのに…こんなに見ててドキドキしたレースは他にない!
 
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追記:本日の成績
阪神10R ローズS レジネッタ(3着)
○オディール(4着)
トールポピー(6着)
3連単計500yen ハズレ
2008年 -3,860yen (62.5%)
堅いと思ったんだけどなぁ…(笑)

*1:id:powergodd:20060905