Stuart & Sons

これだけ別エントリーで。色々見てて,偶然辿り着いたのだけど…
http://www.stuartandsons.com/
 
Steinway & Sonsじゃないよ(笑)…オーストラリアのピアノメーカーということだけど,調べてみても情報がほとんどなくて。かなり新しいメーカーなのだろうか。まだあまり知られていないようではある。
ハンドクラフト(手作り),97鍵(*1)の音域,“Dolce Pedal”と呼ばれる4本目のペダル…何だか,ベーゼンドルファーとファツィオーリを足して2で割ったみたいな(!?)
 
しかし…この音色はどうだ。ちょっとデモの音が割れ気味なのが残念だけど…本当に,サスティーンが全然混ざらない。どこまでもきれいに伸びていく。まるで,深い底まで見通せる湖のような。アグラフがどうとか言ってたような気がするけど,なにぶん英語力がアヤシイので…
 
ラインアップは何と,セミコン(2.2m)とフルコン(2.9m)の2種類のみ!…お値段もそれぞれ14万,19.5万AUDと強烈。しかし,この個性的で優美な音色は,21世紀の新たなピアノブランドとして,その名を広めていく可能性もありそうだ。今後も注目してみたい。

*1:ただしベーゼンドルファーのインペリアルとは違い,低音部4鍵,高音部5鍵が拡張された8オクターブで,中央のCが楽器の中央からズレない。Webで見るかぎり,特に黒くは塗られていない模様。