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ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番・第3番』 ★★★★☆
セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ),フィラデルフィア管弦楽団
指揮:レオポルド・ストコフスキー(第2番),ユージン・オーマンディ(第3番)
KLAVIERKONZERT NR.2+3
 
20世紀の作曲家の作品には,作曲家自身の演奏が記録として残っているものも多い。これもその1つで,自らもスーパーピアニストであったラフマニノフの伝説的な録音。
どちらも,やや速めのテンポで,意外なほど軽やかに,しかし恐ろしいほどの正確さで弾き切っている。ピアノ作品史上屈指の難曲と言われるこれらの作品は,ともするとピアニストのエゴが前面に出てしまいがちというか,演奏機会の割に「名演」と呼べるものは少ないような気がするけれども…圧倒的なテクニックが,弾く事の難しさを超越して「音楽の本質」を照らし出す,という理想を,この演奏は示しているようだ。