負け惜しみ…

悔しさ紛れに,思いつくまま書き殴ったものを,ここに晒しておく。
4年後に思いを寄せて。多少,いやかなりメチャクチャ言ってる気がするけど,それは見逃してやってください…
 
<基本技術/戦術の再徹底>
ひとことで総括するなら,ジーコJapanとは「カリスマ監督率いるオールスターチーム」だった。
「個を尊重する,自由で創造性溢れるサッカー」が,本当にピッチ上で体現できたのは,4年間でわずか数試合。そのあやふやさは,幾度となく指摘されてきたはずだったが…結局「最後は何とかなるだろう」という希望的観測に,日本中がすがってしまった。このことは,我々ファンも反省しなくてはいけない。
しかもその,個を尊重するサッカーを目指したはずのチームが…本番では,プレッシャーをかけられるとすぐにミスを連発し,簡単にボールを失い,ズルズル後退するばかりでは,もはや救いようがないではないか。日本の選手が,こんなにボール扱いが下手だったとは思えないのだが…
W杯では,明確なビジョンとタクティクスを持たないチームは,容赦なく淘汰されるのだということを,改めて認識しなくては。北京五輪を目指すU-21代表監督に就任した反町サンにも,理論派らしいプロフェッショナルなチーム作りを期待したい。そしてもちろん,次期A代表監督の人選も。また今回の優勝国から,誰でもいいから連れて来るなんてのだけは,もう勘弁してください。
 
<ナカタ,ナカムラからの脱却(世代交代)>
この2人が,日本のサッカーにもたらした功績は大きいと思うけれども…彼らが“アンタッチャブル”な存在であり続ける間は,代表にこれ以上の進化は望めないのではないか,というのが,今回の大会を通しての感想。年齢的にも最高の時期に迎えたW杯で,この2人を中心に据えたチームで,結果を残せなかったという事実を受け止めなくてはいけない。小野なんてもう,今回は完全に犠牲者だったと思うのだ。あんな扱いなら,いっそまだ呼ばない方がよかった。
今度こそ,いわゆるゴールデンエイジ,シドニー世代を中心に据えたチーム作りを進めてほしい。もちろん,今回1人しか選ばれなかったアテネ組にとっても,リベンジの4年間になる。彼らの世代がやってきた,ダイレクトプレーを多用したスピーディーな攻撃。あのリズムを,A代表に持ち込んで欲しい。もう,足下でボールをこねくりまわした挙げ句,横パスばかりするようなサッカーはうんざりだ。
 
ドリブラーの不在>
ジーコが,最終選考で犯した最大の過ちがこれだと思う。中盤にはパサーばかりが並び,ドリブルで切り崩していくようなタイプの選手がいなかった。本来ならアレックスがそうだったハズなのだが,サイドバックなど,守備の負担の多いポジションで起用され,持ち味を活かしきれなかった。スーパーサブ的な存在も含めて,局面が行き詰まった時に,リズムを変えて打開できるような選手も必要だった。
クロアチア戦の後,ヒデが「緩急をつけられず,相手のペースにはまってしまった」と言っていたが,それはピッチ上の問題だけでなく,そういうオプションを持たなかったチームとしての準備不足でもあったと思う。
 
<決定力不足…?>
ずっと言われ続けてるけど,これは本当に“課題”なのだろうか?…それを言ったら,日本にロナウドアドリアーノのような選手が出てくるのを,首を長〜くして待つしかないと思うのだが。
もちろん,ストライカーを育てる努力は必要だし,それはもう始まっている。でもこれにも時間がかかる。だから「決定力不足を,チームとしてどう補うか」こそ,本当の課題のはずである。
代表の合宿で,今さらシュート練習なんかやったって,どうにもならないんだ(泣)…じゃあどうすればいいのか。ん〜わからない。自分はシロウトだもの。それを考えるのが,プロの仕事ではないですか?