アンサンブル。

立ち寄ったレコード店で,たまたまインストアライブに出くわす。
Swing Amorというカルテットで,ジプシースウィングと呼ばれるジャズをやってるみたい。サウンドホールの小さな,独特のアタック感のあるギターが印象的でした。個人的にギターは全くシロウトなんで,fuku先生(id:hiroakif)あたりが一緒だったらなぁ,とか思ったりもしましたが。
http://www.swingamor.com/
 
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ということで,本日のお買い上げ。
 
『フンメル:ピアノ五重奏曲集』ウィーン・ピアノ五重奏団 ★★★★
フンメル:ピアノ五重奏曲集
 
フンメル(1778〜1837)という人は,同時代のベートーヴェンなどと比べると,今日ではやや地味な存在だが,モーツァルトの弟子であり,メンデルスゾーンの師であり,またピアノの名手として,ショパンにもかなりの影響を与えたと言われる。本作では,ピアノ七重奏曲(op.74)と五重奏曲(op.87)を収録しているが,op.74は,フンメル自身が五重奏曲に編曲したものを演奏していて,これは世界初録音とのこと。
 
ピアノは日本人の浦田陽子。先日紹介した2人と違って,お若くはありませんが…もちろんそんなことは問題ではないです(スイマセン)…独特のクセがあり,弾きこなすのが難しいと言われる名器,ベーゼンドルファー・インペリアルを見事なタッチで操り,この貴重な録音に彩りを添えている。“珠のように美しい”と評される通りの,丸みを帯びた,深くやわらかな音色が,ストリングスと溶け合って極上の響きを奏でている。
ピアノ五重奏曲というと,シューベルトの「ます」が有名だけど,このフンメルの作品も実に素晴らしく,まさに隠れた名曲という感じ。どちらかというと,変ホ短調(op.87)の方が好みかなぁ…
 
まだまだピアノブームは続きそうだけど…というか,もうこれは“ブーム”じゃないかも。ピアノへの思いは,ますます強くなるばかり。
いつかは,自分もグランドピアノを…というのは,諸事情を考えるとまだ遠い夢ではあるけれども,その夢が叶うとして,果たしてそこに相応しい自分がいるかどうか,ということの方がずっと問題。
その意味でも,やっぱりいい演奏,いいピアノの音をたくさん聴いて,感覚を磨くのも大切だし,もちろん指もナマけずにどんどん動かして。
あーでも,やっぱりハノンはサボってるなぁ…(笑)