阪神ジュベナイルフィリーズ:回顧

やっぱり,この時期の牝馬は分からん…
結局,勝ち馬は2戦2勝。2着,3着馬がともに1戦1勝。「負けてない馬」を買ってればよかったのか,というのは,終わったから言えるコト…
 
いやはや…おそれいりました。
今月号の月刊「優駿」のコラムで,テイエムプリキュアの竹園オーナーが「この馬は絶対に走るという確信があったんです」と書いていたのは読んで知ってたのだが…完全にナメてました。すいません(笑)
パラダイスクリーク,母系にも地味な馬名が並ぶアンファッショナブルな血統。セリではわずか250万円。他には誰も手を挙げなかったそうだ。預かりたいという調教師もおらず,親交のある五十嵐忠男厩舎に「半ば無理矢理押しつけた」その馬が…である。本当に,競馬とは分からないものだ。
でも,たまにはこういう馬が,良血馬をバッタバッタとなぎ倒して勝ち進む…というストーリーもいいかもしれない。もし桜の季節まで主役でいられたら…それは素晴らしい。できれば,鞍上もこのまま熊チャンで行って欲しいなぁ。
 
アルーリングボイスはまさかの14着惨敗。外枠不利の阪神マイルとはいえ,この馬より外のフサイチパンドラが3着に来てるのだから,全く言い訳にならない。武豊も首を捻るばかり。やはり「使い過ぎ」だったのだろうか…このまま終わってしまっては悲しい。何とか巻き返して欲しい。
予想で挙げた4頭のなかでは,唯一シークレットコードが2着。フサイチパンドラにも先着した。今後も,父Fusaichi Pegasusの名を日本でも広める活躍に期待。
今回は静観,と書いたそのフサイチパンドラ。初めて見たけど,随分背中の高い馬で,何か走りそうな雰囲気は持ってる感じがした。将来性という意味では,シークレットコードより上かもしれない。
 
来週は,朝日杯FSも楽しみだけど…香港の国際レースにも,日本から3レースに4頭が出走予定。なかでも,安田記念の覇者アサクサデンエンと,先日のマイルCSを制したハットトリックが激突する香港マイル。どちらかが勝てば,今年のJRA賞,最優秀短距離馬のタイトルを手にする可能性も高い。日本のファンにとっても,注目の1戦になりそうだ。
たぶん,競馬場ではライブで中継流してくれるはずなので,普段はPATとTV派の人も,来週はちょっと出かけてみてはいかが?