Remember 9.11 - part 6

というわけで,前回分までで,この話題に関する発言もほぼ収束。
どこまでいっても答えの見つからない,でもやっぱり考えずにはいられない…そんな気持ちが,それぞれの言葉のなかに詰まっていたように思います。こんなWebの辺境でも(笑)これだけ“熱い”やり取りがあったのだ…
キーワードリンク先のブログにも,また違った角度から見た文章があったりして,読んでみると改めて色々な思いが浮かんでくる。
 
あれから4年が経とうとしているが,かの国の大統領が言ったように,世界はより平和に,安全になど,少しもなっていない。それどころかアメリカは「テロとの戦い」を掲げつつイラクにも侵攻し,今やすっかりドロ沼にハマってしまっている。
「戦争は必要悪」などという政治論には反吐が出る。そういうアンタが,迷彩服着て最前線に立ってみろ。人の命を,チェスの駒同然に扱うような人間とは,自分は絶対に相容れない。ましてや,戦争の口実としてテロを“利用”するなど…断じて許されないことだ。(そんなことはあり得ないと信じたいが…)
 
それでは最後に,この年の暮れに書かれた自分の記事を1つ紹介して,今回の“Remember 9.11”を終わりたいと思います。1週間,長らくつきあってくださった方へ,ありがとう。
 
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426 News23見た?
powergodd
 
坂本龍一が出演してましたね。
スタジオLiveで“Zero Landmine”を演奏。
あのディープなピアノサウンドは,魂の底にまで届くようだった…
 
世界が戦場になった時
声高に叫ぶのでもない
癒すのでもない
ただ美しい音楽がそこにあったなら
兵士たちも,人を殺すことの愚かさに
気付くかもしれない
そんな音楽が可能だろうか…
 
この言葉に,心が震えた。
自分には,そこまで突き詰めて考えることができなかった。
まだ,心のどこかで,音楽を“目的”じゃなく“手段”として考えていた自分の甘さ,いい加減さを思い知らされた。情けなかった。
でも,あのピアノの音に,少しだけ救われたような気がした…
 
がんばろう…自分も。
 
2001-12-18 00:03