ジャズ聴くべ♪

草木も眠る丑三つ時…何かの羽音(iPodのイヤホン越しにも聞こえるほどの)に気づいて目が覚める。An Encounter。げっ,なんじゃこりゃ…体長4cmくらいの,Unidentified Flying Object。寝起きなのでLatumapicは効かず(*1),何かわからぬままとにかく外に…
Each survivor gets 0 exp. powergodd is afraid.(笑)
 
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先日はプログレ系を2枚紹介したけど…この手の音楽に付き物なのが,いわゆる変拍子ポリリズムを多用した超絶(悶絶?)インストパート。高度な演奏テクニックをここぞとばかりに発揮しまくるわけだが…「ついていけなひ…」というヒトも中にはいるだろう。いや実際,ウチのバンド仲間にも約1名ほどいたりするけど(笑)今日はそういう“変拍子アレルギー”の人におススメしたいこの1枚。
 
『Time Out』The Dave Brubeck Quartet
Time Out
 
これまた超定番。あの“Take Five”が収録されているアルバム,といえば説明の必要はありますまい。この曲もタイトル通り5/4拍子だけど,それが実にスムーズで心地良い。本作には他にも変拍子の曲がいくつかあるが,そのどれもが,同様にすごく自然なグルーヴ感を持っている。こういうのから入れば,変拍子も馴染みやすいと思うし,何より音楽的にも素晴らしい名盤である。
 
同じ9/8拍子でも,それが(3×3)なのか(4+5)なのかで,ノリは全く違うものになる。要はそのリズムの“呼吸点”を感じ取れるかどうか。それは普通の4拍子とかでも変わらない。
まぁ変拍子の場合,そのために1度は“数える”という作業が必要になることもある。わからなかったら,もう口に出して“いち,にぃ,さん,しぃ,ごぉ…”ってやるのだ。それは決してカッコ悪くない。そんなところでカッコつける必要はないのである。レッスンとかエクササイズというのはそういうものだ。
一見複雑で高度なものでも,その多くは,単純なものの組み合わせ,地道な積み重ねの上に成り立っているのだから…

*1:気にはなるけど,あんまり調べたくない…