ミリオンダラー・ベイビー

観てきました。
アカデミー作品賞受賞作で,劇場に足を運んだのはこれが3作目。(あと2つは「シンドラーのリスト」と「イングリッシュ・ペイシェント」)
どういうわけか,いわゆる娯楽大作的なものより,こういうちょっとシリアスな作品の方に惹かれる傾向があるような…というか,案外“人間ドラマ”にモロいのかも!?(自分ではそんなつもりはないんだけど…)
 
今回も一応,“泣くかも”という心の準備はしてたんだけど…涙は出なかった。涙どころか,言葉まで出なくなるほど重い。まだどこか,心にモヤモヤとした感覚が残っている。誰も幸せにならないクライマックス。人が人として生きるということの意味…
主演女優賞でオスカーを獲ったヒラリー・スワンク。3ヶ月の筋トレで体重を10kg以上増やしての役作りもすごいけど,ハリウッドでの成功を夢見て母とトレーラー暮らしの日々を過ごしたという彼女自身,今回の役はある意味自分に近いのだという。
それにしても,クリント・イーストウッド。監督,主演のみならず,自分で曲まで書いてるんだもの。ったく何て素敵なジイサンなんでしょ。(失礼っ!)